
AIのトレンドとともに、データドリブンな時代を迎えつつありますが、この先リーダーにはどんなスキルか望まれるのでしょうか?
まず、データアナリストの分析方法や手法については、専門家に任せるとして、
今後、チームをリードするのに大切な要素になってくるのは、メイク・ドラマ、Story Arc(脚本)スキルではないでしょうか。
ナイチンゲールはクリミア戦争の死亡率を分析したとき、大多数の兵士が戦闘で死んだわけではなく、病院の劣悪な衛生状態によって引き起こされたことに気付いたとのこと。 死亡原因の図を作成し、イギリス議会と女王にもっと衛生環境に投資するよう説得するため、データストーリーを活用したようです。
こういったドラマ付けをメディア業界では、これらをStory Arcと呼んでいます。
わかりやすく、
リンクに紹介するBlogの例にありますが、「美容室業界の利用年齢層と利用金額のデータをチェックし、販売マーケティングプランを作成!」というよりも、以下のようなストーリーに基づいて戦略方針を出せば、データの抽出方法も変わってきます。
ストーリーテリングの意味と実践法|ストーリーをビジネスで活かす方法
この美容室は、60歳以上の女性専用の美容室で、オーナーさんがよく、自分のおばあちゃんの髪を切ってあげていて、歳を重ねてもお洒落をしたいというおばあちゃんの思いを知ったことで、始めたというストーリーががあればどうでしょうか?
また、Story Arcは芸術ではなく、科学であることをストーリーアーキテクトのWodenは以下のように解説しています。
Apple.Facebook.Coca-Cola.Amazon.Google.Tesla. など多くの先進企業はブランドのストーリーをビジネスで活用しています。(中略)
The Story is the Strategy
”ストーリーを作ること考えるとき、ほとんどの人が初期に失敗するのは、それが純粋に芸術的な作業であると思ってしまうことです。”
すなわち、今後リーダーに期待されるスキルの一つは、
企業・商品価値、ビジョン、ミッションを社内やお客様と共感していくための作業をデータ分析につなげていくための戦略作りです。
ということは、
長嶋さんのようなドラマチックなリーダーが、
実は、データドリブンな時代に最適ということでしょうか。